住宅資産

フラット35融資上限1億2,000万円へ

作成日:
2026.01.12
更新日:
2026.01.12

金利上昇時代に固定金利が再評価される理由と不動産オーナーへの影響

住宅ローンを取り巻く環境が、大きな転換点を迎えています。
全期間固定金利型の住宅ローン制度「フラット35」について、融資限度額を従来の8,000万円から1億2,000万円へ引き上げる方針が示されました。

住宅価格の上昇と金利環境の変化を背景にした今回の見直しは、住宅購入者だけでなく、不動産を所有し、将来の売却や賃貸を検討するオーナーにとっても重要な動きです。

本記事では、フラット35拡充の意味と市場への影響を整理しながら、岡山市中心部で不動産を所有する方が意識しておきたいポイントを解説します。

フラット35とは何か 融資上限8,000万円から1億2,000万円へ拡大

フラット35は、住宅金融支援機構が提供する、全期間固定金利型の住宅ローン制度です。
借入時に金利が確定し、返済期間中に金利が変わらない点が最大の特徴です。

これまで融資限度額は8,000万円に設定されていましたが、都市部を中心とした住宅価格の上昇により、制度と実勢価格の乖離が指摘されてきました。
今回の見直しでは、融資上限を1億2,000万円まで引き上げることで、高価格帯の住宅でも固定金利を選択しやすくする狙いがあります。

なぜ今、固定金利が再評価されているのか

背景にあるのが、金融政策の転換です。
日本銀行は政策金利を引き上げ、金融環境はこれまでの超低金利局面から変化しつつあります。

変動金利型住宅ローンは、当初の金利が低い一方、将来の金利上昇によって返済額が増える可能性があります。
一方、フラット35は制度上、全期間固定金利のみのため、将来金利が上昇しても返済額は変わりません。

金利上昇が意識される中で、

  • ・将来の返済額を読みやすくしたい
  • ・長期的な家計計画を安定させたい

と考える層が増え、固定金利の価値が改めて見直されています。

ただし、固定金利は「返済額が安くなる」わけではなく、安心感とコストのバランスをどう考えるかが重要である点は押さえておく必要があります。

融資枠拡大が住まい市場に与える影響

融資枠の拡大により、高価格帯の住宅でも購入のハードルは下がります。
しかし、これは「すべての物件が売りやすくなる」ことを意味するわけではありません。

今後は、

  • ・資金計画を重視する買い手の増加
  • ・価格や立地、管理状態による物件評価の差の拡大

といった動きが進むと考えられます。

特に地方都市では、新築価格の上昇が中古住宅価格にそのまま反映されにくく、条件の良い物件とそうでない物件の差がより明確になる傾向があります。

岡山市中心部の不動産オーナーが意識したい視点

こうした全国的な制度・市場の変化は、岡山市中心部の不動産市場にも少しずつ影響を及ぼします。

固定金利志向の高まりは、

  • ・資金計画を重視する堅実な買い手層の増加
  • ・高価格帯マンションでも「買える人」が明確になる

といった形で表れやすくなります。

これは、将来的に高級マンションの売却や買い替えを検討しているオーナーにとって、価格設定や売却タイミングを見直す一つの材料になります。

売却・賃貸を考えるなら「買い手の資金環境」を知ることが重要

不動産の売却や賃貸戦略を考える際、重要なのは物件そのものだけではありません。
買い手がどのような住宅ローンを利用できるのかを把握することが、現実的な判断につながります。

制度や金利環境を理解しておくことで、

  • ・強気すぎない価格設定
  • ・市場環境に合った売却・賃貸戦略

を立てやすくなります。

ウェーブハウスができること

岡山市中心部で高級マンションの売却や、収益物件としての賃貸運用をご検討の方は、
ウェーブハウスにご相談ください。

ウェーブハウスでは、

  • ・地域市場に即した価格査定
  • ・制度変更や金融環境を踏まえた売却・賃貸提案
  • ・高級マンション・収益物件の取引実績に基づく実務的なアドバイス

を通じて、オーナー様の状況に合わせた現実的なご提案を行っています。

住まいとお金の環境が変わりつつある今だからこそ、
「まだ売らない」「まだ貸さない」段階でも、情報整理から始めてみてはいかがでしょうか。

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