再開発

岡山駅周辺で相次ぐマンション建設——主要プロジェクトまとめと資産価値への影響

作成日:
2026.05.09
更新日:
2026.05.09

岡山市北区の中心部で、これほど集中的に高層マンションの新規供給が重なる時期は、近年なかったことです。すでにこのエリアに物件をお持ちの方にとって、周辺の開発動向は他人事ではありません。
エリアの魅力向上につながる再開発が進む一方で、供給戸数の増加が賃貸・売却市場にどう作用するかは、冷静に見ておく必要があります。

今回は現在進行中の主要11プロジェクトを整理し、資産運用の観点からポイントをお伝えします。

※本記事は2026年5月9日時点の情報をもとに作成しています。各プロジェクトの詳細・スケジュールは今後変更となる場合があります。

2026年——プラウドタワー岡山が竣工、駅前エリアのブランド力が一段高まる

岡山駅前の再開発の核となるのが、野村不動産・JR西日本不動産開発が分譲した「プラウドタワー岡山」(北区駅前町1丁目)です。

RC造31階建て・422戸、2026年4月下旬竣工・8月下旬入居開始の予定で、全422戸はすでに完売しています。最高価格は3億6,998万円で、販売住戸のうち約2割が投資目的での購入とされており、岡山のマンション市場が首都圏・関西圏の投資家からも注目されていることを示しています。
住宅棟に加え、ホテル棟・商業施設・コンベンション施設を一体整備するこの複合再開発は、駅前エリア全体のブランド力を底上げする存在になるでしょう。

2027年竣工予定——天神町・野田屋町・表町に3棟が加わる

天神町エリアではロイヤルガーデンタワー天神町(RC造19階建て・70戸、2025年11月着工)が2027年12月の完成を予定しています。比較的戸数が絞られており、同エリアの既存物件との競合は限定的とみられます。

野田屋町ではポレスター野田屋町スクエア(RC造15階建て、2025年3月着工)が2027年2月の竣工を見込んでいます。西川緑道公園に近い立地は、賃貸需要の面でも安定感があります。

表町エリアには、はるやま商事ビル跡地にサーパス岡山表町(RC造15階建て、2025年10月着工)が2027年11月の完成を予定。中堅ブランドの物件ですが、表町の利便性を反映した価格帯が想定されます。

2028年——最も供給が集中する年、4〜5棟が完成

この時期が、エリア全体への影響を最も丁寧に見ておくべきタイミングです。

アルファガーデン岡山城下(北区天神町、RC造14階建て、2024年11月着工)が2028年1月に、アパ岡山マンションA棟(北区桑田町、RC造13階建て・56室、2025年着工)が2027年冬に、B棟が2028年冬に相次いで完成します。

再開発案件では、表町1丁目1番地再開発(RC造18階建て・住居110戸、2028年9月完成予定)と表町3丁目15番地区再開発(RC造24階建て・3〜24階が分譲住宅、2028年竣工予定)が表町エリアに登場します。後者は柳川筋と新西大寺町商店街が交差する交通利便性の高い立地に計画されており、商業ゾーンとの相乗効果も期待されます。

また野田屋町1丁目2番3番地区再開発(RC造19階建て・住居約200戸、ホテル棟併設)が2028年度以降の竣工を目指しています。「岡ビル市場」を含む街区を再整備するもので、「食」をテーマにした商業機能も取り込んだ複合開発です。

2029〜2030年——下石井・野田屋町に大型物件

下石井2丁目では、岡山県内最高層の「杜の街グレース 岡山 ザ・タワー」に隣接する第2期エリアで杜の街グレースタワーⅡ(仮)(RC造28階建て、2026年着工・2029年4月末完成予定)の計画が進んでいます。このエリアは岡山市内でも高い居住ブランドを確立しており、第2期の登場はエリア価値のさらなる底上げにつながる可能性があります。

また蕃山町1番地区再開発事業(RC造18階建て・6〜18階が住居)も計画されていますが、着工・竣工の詳細時期については現時点で確認できる公式情報が限られているため、正確な情報は関係機関に直接ご確認ください。

オーナーとして、いま何を考えるべきか

2026年から2030年にかけて、岡山市北区の中心エリアにこれだけの供給が重なることは、明らかに市場を動かす要因になります。エリアの生活環境や商業機能の充実は物件の魅力を高めますが、一方で賃貸市場における競争環境の変化も視野に入れておくことが大切です。売却・賃貸運用のいずれにおいても、「この波をどのタイミングで活かすか」が、資産価値を最大化するうえでの鍵になるでしょう。

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