住宅資産

タワマン最上階の約6割が現金購入 富裕層マネーから考える岡山の高級マンションの資産価値

作成日:
2026.08.09
更新日:
2026.08.09

東京や大阪のタワーマンションでは、最上階という「希少な住戸」に富裕層の資金が集まっています。

日本経済新聞の調査によると、東京23区の都心6区と大阪市の都心3区にある20階以上の高層マンション303棟を調べたところ、最上階1867戸のうち1051戸、56%が現金一括で購入されていました。(日本経済新聞「タワマン最上階、6割が現金購入 富裕層らがマネーゲーム」

東京・大阪と岡山ではマンション価格や購入者層が異なるため、同じ現象がそのまま岡山で起きているとはいえません。ただ、「希少な住戸がどのように評価されるのか」という点は、岡山市中心部の高級マンションを考えるうえでも参考になります。

富裕層が注目する「希少性」

タワーマンションの最上階やプレミアム住戸は、単純に面積が広いから高く評価されるわけではありません。

眺望、方角、階数、間取り、専有面積などに加え、「同じ条件の住戸がほとんどない」という希少性も価値を構成する要素です。

元記事では、こうした最上階住戸について、経営者や富裕層による居住、セカンドハウス、投資などの需要が紹介されています。

住宅ローンの借入可能額に左右されにくい購入者が参加する市場では、一般的なマンション相場だけでは説明しにくい価格が形成されることも考えられます。

岡山市中心部でも地価は上昇

岡山市中心部でも、不動産を取り巻く環境には変化が見られます。

2026年(令和8年)の地価公示によると、岡山市の商業地は平均で前年比4.2%上昇しました。中心部の調査地点を見ると、中山下一丁目で8.7%、下石井二丁目で8.4%、表町二丁目で7.9%上昇した地点があります。(岡山県「令和8年地価公示結果(岡山県分)を取りまとめました」

また岡山市中心部では、駅前町一丁目や野田屋町一丁目などで市街地再開発事業が進められています。(岡山市「事業中地区」

もちろん、公示地価の上昇や再開発が、そのまま個々のマンション価格の上昇を意味するわけではありません。

ただ、岡山駅へのアクセス、周辺の商業環境、街の利便性、再開発などによってエリアの評価が変化していくことは、高級マンションの資産価値を考える際にも確認しておきたい材料です。

「岡山の相場」だけでは判断できない住戸も

特に高級マンションの場合、「岡山市の中古マンションは1平方メートルあたりいくら」といった平均値だけでは、実際の価値を判断しにくいことがあります。

同じマンションでも、最上階と中層階、角住戸と中住戸では条件が異なります。

さらに眺望、間取り、専有面積、駐車場、建物内での希少性などによっても、購入希望者からの評価は変わります。

東京・大阪の最上階住戸に富裕層の資金が集まっているという今回の調査は、こうした「平均相場では測りにくい価値」の存在を改めて示しているともいえそうです。

高級マンションこそ現在の資産価値を確認する

一方で、「高級マンションなら今後も値上がりする」と考えるのは早計です。

金利環境や住宅需要、供給される新築マンション、地域の人口動向などによって市場環境は変わります。東京・大阪と岡山では購入者層の厚みも異なります。

だからこそ、岡山市中心部にマンションを所有している方は、ニュースで報じられる全国的なマンション相場だけを見るのではなく、ご自身の住戸が現在どのように評価されるのかを個別に確認することが大切です。

すぐに売却する予定がなくても、現在の資産価値を知っておけば、将来の住み替えや相続、賃貸、売却を検討するときの判断材料になります。

特に高層階、角住戸、広い間取りなど希少性のある住戸を所有している場合は、一般的な相場だけで判断せず、その住戸ならではの条件を含めて資産価値を確認してみるとよいでしょう。

お問い合わせはこちら